ビール
2009年 04月 09日 |
都内某店で。

まあ、それでも時には、思い切りスカをつかむこともある。

探していた店がついに見つからず、「もう、ここでいいか」と入った創作和食の店。最初、ドアに「本日貸切」と張り紙がしてあったので、帰ろうとしたところ、階段から店員が降りてきて、「上の階なら入れますよ」と言う。それでは、と案内され、個室に導かれる。ここまでは、なかなかいい展開。同じフロアには、グループ客がいて、大変賑わっている。

「お飲み物は?」と聞かれ、ドリンクメニューを見せてと頼むと、ない、と言う。
「ビールと日本酒とワインと焼酎、あとサワー類があります」と、我々を案内してきた店員が説明する。いちいち尋ねるのも面倒なので、とりあえず自分は瓶ビール、嫁はグラスワイン白。食べ物は、コース料理1種類のみ。
出てきたワインのグラスが、何だか汚れている。嫁が一口飲んで、「飲んでみ」と自分に渡す。「ビネガーかと思った」。自分も飲んでみる。口一杯に広がる、不快な甘酸っぱさ。メルシャンの方がはるかにマシ、というか、比べること自体が失礼か。

料理はすべて、温かい品が一つもなく、汁物もぬるい。
特に、二品目の、オイルサーディンの缶をそのまま器に使用した料理には愕然とした。いや、よくバーなどのメニューには、オイルサーディンの缶焼きがあって、レモンと醤油とか、マヨネーズと七味とかで食べると実に旨い、なんてことは十分承知してますよ。だが、これはそんなものではない。
缶の中に、サーディンやらコハダやら酢の物やらが入っているだけ。
次に出てきたマグロのユッケも、冷え切って固まっており、味がしない。

一口食べるたびに、食欲が萎えるため、自分が完食できた皿は一つもなかった。結局、帰りの新幹線に間に合わないから、と嘘をつき、メインの肉料理を断って店を出る。
腹が減っていたのに、あれだけ料理を残したのは初めて。店の方では「味のわからん客だ」と思っているかも。
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by haku_mei | 2009-04-09 12:38 | 呑む |